花粉症といえば春のスギやヒノキを思い浮かべる人が多いですが、実は秋にも花粉症があります。
鼻水・くしゃみ・目のかゆみ…「風邪かな?」と思って放っておいたら、実は秋花粉が原因だったということも少なくありません。
症状が長引くと生活に支障をきたすため、早めに気づき、正しく対策することが大切です。
秋の花粉症の症状は?
症状は春の花粉症とよく似ています。
- くしゃみ・鼻水・鼻づまりなどの鼻炎症状
- 目のかゆみ・充血
- 喉のイガイガや咳
さらに秋は気温差が大きいため、風邪や体調不良と勘違いしやすい点にも注意が必要です。
秋の花粉症の主な原因とは?
秋の花粉症の原因となる代表的な植物は以下の通りです。
ブタクサ
道端や空き地に多く生息し、8〜10月が飛散ピーク

ヨモギ
河川敷や公園に生息し、8〜10月に飛散

カナムグラ
都市部にも多く見られ、9〜10月が飛散シーズン

これらは背丈が低いため、散歩や買い物など日常生活の中で花粉を浴びやすいのが特徴です。
秋の花粉症の主な対策は?
秋花粉は「花粉との接触を減らす」ことがカギ。
マスク・メガネで花粉をブロック
秋の花粉は粒が細かいので、顔の隙間をなるべく減らすことがポイント。
不織布マスク+花粉対策メガネの組み合わせが効果的です。
帰宅したら玄関で花粉を払ってから室内へ
上着・髪・バッグなどは玄関前でしっかり払いましょう。
特に帽子や肩周りは花粉がつきやすい部分です。
加湿器で湿度を保ち、喉や鼻の粘膜を守る
湿度40〜60%をキープすると、空気中の花粉が舞いにくくなります。
乾燥も防げるので、のどや鼻の粘膜のバリア機能もアップ。
バランスの良い食事と十分な睡眠で免疫力を整える
ヨーグルトや味噌、納豆などの発酵食品を意識的にとりましょう。
免疫バランスが整い、アレルギー反応を抑えやすくなります。
また、睡眠不足はアレルギー症状を悪化させる大敵です。

まとめ:秋の花粉も油断せず、早めの対策を
秋は涼しくて過ごしやすい季節ですが、花粉症に悩まされる人にとってはつらい時期でもあります。
「風邪かな?」と思ったら、もしかすると秋花粉が原因かもしれません。
外出・室内・体のケアを組み合わせて、快適な秋を楽しみましょう。
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